私がジャニオタをやめる日

ジャニオタ人生の始まりからいつか終わりゆくその日までを綴る"メタ・ノンフィクション"

エピソード1:ジャニオタ人生「終わりの始まり」

「その日」は突然やってきました。

 

・・・

「ジャニーズで誰が好き?」

小~中学生だった頃、いわゆる『ジュニア黄金期』だったあの時代、女子の間では度々こんな会話が交わされていました。

 

当時はまだ特にジャニーズへ関心が無かった私は、

「ニノとヤマピーかな。」

とかなんとか答えていたと思います。

数年後、本当に彼らにお世話になることとは知らずに。

 

 

その後、私はとあることがきっかけで嵐の二宮さんのファンとなりました。

上述の通り、もともと二宮さんのことは好きでした。が、それはあくまでも「ジャニーズの中で」と限定された時の話。とあることとは、たまたまDVD(VHSだったかもしれない)で観た映画『青の炎』における二宮さんの演技です。『青の炎』は先に原作を読んでおり、私の想像していた主人公・櫛森修一像と二宮さん演じる櫛森修一の姿がぴったりと重なって衝撃を受け、ファンになりました。

そして彼や嵐の出演する番組を見るようになり、アイドルとしての二宮さんも知って、CDも買うようになり、当時毎日更新していた二宮さんの連載『ゲームニッキ』を読むためジャニーズウェブに登録したりと、着々とジャニーズの世界へ足を踏み入れていくのでした。

 

ある日。

いつも通り『ゲームニッキ』を読もうとジャニーズウェブを開いた時に、ふと思いました。

「月額300円も払っているのに、『ゲームニッキ』だけじゃ勿体無くない?」

この頃は二宮さんと嵐にしか興味が無かったので、嵐以外のページを見ることはありませんでしたが、300円をもっと有意義に使おうということで『ゲームニッキ』を読んだ後、他のグループのページを読んでみようと思い立ったわけです。

 

これが、「終わりの始まり」。

 

2006年の春でした。

 

他のグループって言ってもなぁ・・・と画面を眺めながら、昔「ニノとヤマピー」と答えていた時代のことを思い出し、更に興味は無いながらも「グループ活動停止」という衝撃的な事態になっていることは知っていたので、野次馬的好奇心からNEWSのページに飛んでみました。

 

「こんばちわ!」で始まる山下くんの日記を読む。

・・・こんなキャラなんだ。

勝手にクールなイメージを抱いていたので少々驚きながらトップページに戻ると、何やら不思議なタイトルが。

 

吾輩はシゲである

 

・・・え?漱石?いや、シゲ?

ジャニーズにこんなインテリめいた人がいるのか。

ってか、シゲって誰??

 

頭の中がはてなマークで埋め尽くされながら『吾輩はシゲである』をクリック。

 

愛するあなたへ。


 どうも加藤成亮です(^_^)3回目の登場です(^^)

ふざけた猫は散歩にいきました(^_^)


先に言っておきますが、今日はセンチな気分なので、すごい真面目なことをいいます。

話にオチはありません。

 

・・・。私は「愛するあなた」に該当しないだろうなと思いながら 読み進めると、この文章は例の活動休止前最後のコンサートを終えて綴られたもののようでした。活動休止になったことの悔しさ、ファンへの思いを飾らない素直な言葉で語られており、私も素直に惹かれました。そして、最後はこんな言葉で締めくくられていました。

 

 これを読んでぐっときたあなた、何か感じとってくれたあなたへ。愛してます。

 

 え・・・。私?

 

・・・。

 

ってか、シゲって誰?

加藤成亮

加藤・・・読めない。

・・・シゲって誰?

 

 

こうしてジャニオタへの扉が開かれました。

 

Akkiy